メッチェン山行

私の仕事はシフト制です
つまり一般的な土日祝日が休みではなく、休日の曜日が連れていきます
一応公務員なのですけどね

ということで、子供が幼稚園に上がる頃から、子どもたちと自分の休日は合いません
とはいっても、有給も取りやすい職場なので運動会など行事の時は休みます
マラソン大会も当然土日(主に日曜日)なのでその時も有給です
なので、それ以外の時にはあまり有給をとらずに大人しくしています

さて、今日の日曜日も仕事でした
子どもたち(小学3年生と年長)は休みなので、学校や幼稚園はありません
昨日の夜に妻に聞いてみました
「明日の日曜は何する予定なの?」

「山登ってくるわ」

私の住んでいるのは北海道の真ん中よりちょっと上の旭川近郊です
旭川の周りには北海道を代表する山、大雪山や十勝山系があります
逆に言うと、気軽に登れる低山はありません

「どこ登るの?」

「十勝岳かな」

十勝岳(とかちだけ)は、北海道の中央部の上川管内美瑛町上富良野町十勝管内新得町にまたがる標高2,077m活火山大雪山国立公園[3]内の十勝岳連峰(十勝火山群)の主峰である。日本百名山[4]及び花の百名山[5]に選定されている。

wikipediaより

だそうです

コースタイムでは片道5時間半

初心者の登山者でもちょっと敷居が高い山に、母親と小学3年、年長、2歳の娘3人で行くのだそうです

と、ここまでなら普通の人なら驚き、普通の父親なら驚くところですが

「はーい、気をつけてね」

そうです、我が家はただの夫婦ではないのです

私も妻も大学時代同じ部活で北海道の山々を登っています

それこそ1年中

夏の沢登りから、冬山登山まで

ですので、十勝岳だろうがなんだろうがかかってこいなのです

もちろん2歳の娘は歩けませんので、妻が背負子で担いで登ります

うーんたくましい

上の娘たちも去年までも何回も他の山に登っているので、朝からノリノリで準備していました

といっても、やはり子供の足ではコースタイムどおりには進めないので

結局途中の十勝岳グランド火口に登ったところで帰ってきたそうです

「いや〜、女4人(母と娘3人)で珍しいのか、3人ぐらいに写真とっていいか言われたわ〜」

とのことでした

本日、十勝岳望岳台コースで見かけた方いたら、それは我が家の家族です

「時間もなかったけど、背負子で荷物あんまり入らないから、水がたりなかったわ。父ちゃん居たら、ピークまで行けたかもね」

とも言っていました

父親としては、自分なしで行ってしまうたくましさを感じるとともに、自分なくても大丈夫なんだという寂しさもあったので

たとえ水の荷揚げ要員としても役目があってよかったです

よし!次は5リットルくらい飲み物持つから、ピークまで行こうね(やっぱり娘は妻が背負子で担ぐ?)

※ メッチェンとはドイツ語で「女性」のこと、メッチェン山行とは女だけのパーティーで山に登ることです(大学時代の部活用語?一般用語なのか?)

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